CTスキャンと骨シンチ

CTスキャンと骨シンチ

月日 
 
事項  
治療内容と結果   状況および感想 


05年

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CTスキャン・骨シンチ

 

今回は「CTスキャン」と「骨シンチ」による検査。
 癌がどのくらい進んでいるか、他に転移がないかを調べる。


CTスキャン、
 コンピュータによる断層走査画像のこと。
 X線を走査しながら照射して、人体を薄く輪切り にした断面映像を得て、臓器を診断する。

骨シンチ
 静脈注射した薬品が、癌移転した骨に集まる特性を利用して、薬品が体内にいきわたった頃合に、特殊なカメラで全身撮影。骨格の平面画像を得て、病変を探知する

 最初に「骨シンチ造影剤の静脈注射、次いでCTスキャン」を行い、その3時間後に「骨シンチ」を行った。

 「骨シンチ」までの待ち時間に、主治医がCTスキャン」の映像について(あくまでも感想と前置きしつつ)次のように解説してくれた。

・前立腺の肥大や腫れもなく、リンパ腺や肝臓の異変も 認められない
映像を見た限り、癌は局部的なもので、転移の可能  性は低いと思う

最終的な検査結果は、放射線科のDrとの検討会を経て31日に知らされる。

 

CTスキャン」と「骨シンチ」については、事前に調べておいたので、なんの不安もない。

 それにしても、ネット上に前立腺癌情報のなんと多いことよ。それだけ、前立腺癌が深刻な病気であるということか。

患者の「闘病記」からは、癌戦争の悲惨さと、生へのすさまじい執念を垣間見ることができる。
 「男なら風呂で泣け」そんな言葉を、ホームページに残して、逝った人達の死闘が胸を締めつける。

 専門家のホームページからは、前立腺癌は欧米に比べて、わが国が最も遅れている医療分野であることもわかってきた。しかも、前立腺癌の治療法には、それぞれ一長一短あって、決定的な治療法はないようだ。
 
 どの治療法を患者に勧めるか、専門医も簡単に優劣を付けられないとのことである。

検査結果は、31日に出るのだが、市議会開催中で出札は困難。
  Drから、希望があれば電話での概況説明は可能との話があたったので、お願いすることにした。

前立腺癌の場合、転移があるか否かが生死の分岐点である。それだけに、一日も早く結果を知りたいのが人情。Drの心遣い、感謝に耐えない。

 

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電話での判定概要

 

電話による主治医からの検査結果説明は次のとおり。

癌が骨に転移した形跡はない
また、他の臓器への移転はない
以上のことから「限局癌」と判断する


 具体的な治療方法については、外来受診時に相談することとした。

前立腺癌は進行度で次の4つの病期に分類される
・病期Bは癌が前立腺内にとどまる「限局癌」
・病期Cは癌が前立腺皮膜をこえた「局所浸潤癌」
・病期Dは癌が周囲に移転した「移転癌」
・病期A切除組織に偶然癌が発見された状態      (その後の検査で病期B〜Dに分類される

 私の場合は病期Bだった

治療法の選択
病期Bは、手術・放射線治療・ホルモン療法の中
 から選択する
病期Cは、放射線治療・ホルモン療法の中から選
 択する
病期Dは、ホルモン療法に限定される



 Drとの約束の8:40、厳粛な気持ちでрキる。
 受話器から「おはようございます」、Drのさわやかな声、一瞬「吉」の字が脳裏をかすめる。

予感に違わず判定は「転移の無い限局癌」だった。
 「不幸中の幸い」という語彙が、これほど身に沁みた例が今まであったろうか。

 そうと決まれば、次は治療方針の決定だ。

  素人の身勝手な思い込みや安易な判断は無謀である。しかし、人生の終章に悔いを残さないためには自分の治療法は自分で選択するべきと思う。

人生が選択の積み重ねならば、命にかかわる選択こそ、断じてひと任せであってはならない。
 たとえ不幸な結末であろうと、自分が選んだ結果ならば、あきらめもつく。

Drとの面談は、市議会終了後の322日。
 それまでの間、情報の収集に努めよう。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」である