09年
05月
29日
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術後4ヵ
年検診 |
泌尿器科受診
9:30 尿検
9:40 問診。
体調、特に問題ない旨を報告。
前回採血したPSA値の結果は
・今回もこれまでの最低値を更新。
・Drいわく「これまでの患者の中で、一番安
定した数値動向ですね」と。
・採血後1時間ほどで、今日のPSA値が判明する
とのことだが、午後になってしまうので後
日の楽しみということにして辞退する。
・引き続き半年毎の検査を続ける。
・次回に、ウロフロー検査を行うことに。
ウロフロー検査
尿の勢いをみる検査。 200mlほど尿を特殊なトイレに向かって普通に排尿して、排尿速度・加速度と時間がグラフに描かれる。検査後に残尿エコー検査を行う場合が多い。
放射線科受診
10:00 レントゲン撮影
11:40 問診。 体調に問題ない旨を報告。
Drから今回撮ったレントゲンフイルムを見ながら、前立腺の現況の説明を受ける。
・前立腺は予想を超えて縮小している。
・挿入した線源の配置状況に問題はなく、尿道
や大腸へ影響もないはずだが、線源カプセル
1個が前立腺の外に出てしまっている。
・そのうちに肺辺りに移動するであろうが、こ
れが原因でのトラブルは聞いたことがないの
で、問題なかろう・・・・。
次回検診は09年11月27日
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電子カルテと外来受診予約の新システムが機能しているのであろう。外来待合には2〜3名の患者しかいなかった。泌尿器科での受診予約は10:00だっが、予約時間前に検査・問診ともに終了。
しかし、放射線科では何やらあわただしい雰囲気。
どうやら入院患者が緊急事態になり、放射線科Drが治療に専念しているため、外来診察の目途が立たないらしい。
Nrに相談する人や予約変更を申し出る人たちで、窓口が混乱していたのである。
それが一通り収まって、そろそろ受診日の変更をと思った矢先にDrが戻ってきた。午前中に私の診察も可能とのことなので待つことに。
待ち時間、所持してきた『ブータン・星と大地の暮らし』を読む。
著者はT・サンゲ・ワンチュクという1968年ブータン生まれの旅行会社総支配人。生後まもなく母と死別、田舎で祖母と叔母に育てられた少年期の想い出を巧まずに綴ってている。
山や森・そこに生きる命すべてを大切にすることで、かけがえのない星(地球)の再生を果たしたいとの強い思いが心を打つ。
まず驚かされたのは、ブータンが近隣諸国とは対照的に自由闊達な母系社会であることと、国民の幸福満足度が95%という驚異的に「幸福な国」であることだ。
国民が仏教を規範としてきたからとの見方もあるが、伝統を重んじる気風と、共に棲む精霊への感謝の気持ちが、清貧を旨とする生活の中で幸福を実感できる心情を培ってきたのは確かである。外からでなく内から湧き出てこそ、本当に価値ある幸福と言えまえか。
それに、なぜか懐かしさに満ちたブータンの地域社会や家族形態に、今の日本が抱えるさまざまな問題解の鍵が隠されているように思えてならない。
祖母の「目」を通して、少年が学んだキラ星のごとき教訓の中から、下記の項に残そう。
「精一杯努力しても、人生にはうまくいかないようなことがある。そんなとき、これは前世での行いが悪かったのだと解釈し、そう思うことで無駄に落ち込んだりしない。この考えは病気になったとき特に有効だ。いくら心霊療法を試しても病院を回っても効かない場合、それはそれでよい、これは前世の業の結果なのだと受け止める」
「身内の年寄りが仆れでもすると、(お坊さんを呼んで)占いを聞き儀式を行うことも忘れない。伝統的なやり方を踏襲している限り自信はぐらつかないないし、病人も儀式までやってもらい皆の気配りを知って幸せな思いを味わう」
「還元焼成淡雪釉大鉢」
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