職場検診でPSA検査受ける   

月日
 

 事項  
治療内容と結果   状況および感想


04

6月

11

 

職場定期健診PSA
検査を受ける

 

 職場の定期健診(オプションメニュー)で、前立
腺癌の腫瘍マーカー「PSA」検査を受けた。 



PSA検査
 血液サンプルから、前立腺特異抗原(PSA
を調べる検査。前立腺癌の進行を的確に感知する優れもの。  
 PSAは前立腺がつくり出す物質で、特に癌細胞が多くのPSAを血液中に放出するため、PSAの量を測定することで、癌の可能性をチエックできる我が国では10年ほど前から普及し始めた。



 近年日本では、前立腺癌がすさまじい勢いで急増している。50歳以上の男性の3分の1が潜在的患者との報告があるほどだ。

市は、今年から市民集団検診に前立腺癌「PSA検査」の追加を決定、年度内実施に踏み切った。

私自身についていえば、最近トイレに行く回数が多くなり、尿の出が少々悪くなったことが気懸かりだった。

 公務員生活最後の集団検診でもあり、簡単な検査らしいので、この機会に「PSA」検査を受けることにした。

 

7月

16



検診結果は精密検査が必要


 「前立腺癌検診結果通知書」が自宅に郵送された。
 その通知書には
 「
精密検査が必要です。本書を持参の上、できるだけ早く、指定の医療機関で検査を受けて下さい」と記載されていた。
   
PSA値5.7/mとのこと。

PSA
 高齢化とともに上昇する傾向だが、どの年齢でも、次の数値が癌判断の目安となる。
     4ng/ml以下    ― 青信号
     4ng/ml10ng/ml --黄信号
     10ng/ml以上  ―
 赤信
 ただし、前立腺炎など前立腺癌以外でもPSA上がる場合がある。一方、4ng/ml以下でも癌が存する場合もある。



 突然、送られてきた「通知書」に驚きながらも、PSA4.0ng/ml以下が安全圏ならば5.7ng/ml程度では大事に至るまいと、自分を納得させる。

だが「前立腺」がどんな働きをするのか、機能障害でどんな不都合が生じるのか、いくら考えても答えは浮かんでこない。結局自分は何も知らないことだけがわかった。

インターネットで検索すると、その情報量の多さに驚く。「悪性度」「死亡率」「余命」など、デスク上に出現する過激な語彙に言葉を失う。

「前立腺癌」発症、絶望的な闘病生活、そして死の宣告、そんな予感が頭の中で徐々に水位を上げだした。

とにかく「通知書」に従って、近日中に専門医を訪れなければなるまい。