10年
6月
8日
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術後5カ年検診 |
泌尿器科受診
9:30 採 血
10:30 尿流量測定ウロフロメトリー検査
10:50 問診。体調に特段問題ない旨を報告。
採血したPSA値の結果は、今回も
最低値を維持。
・ウロフロの検査結果は特に問題ないとのこと
前立腺癌の場合、定期的にPSA値を測っていれば、決して再発を見逃すことはない。近所の医院でも簡単に測定できる。
この話を担当Drにしたところ「専門外の医師に正しい判断はできない」と一蹴された。
私が本当に言いたいのは、貴方たちの高度な専門知識を、我々よりもっと厳しい患者のために活かしてほしいということなのだが・・・。 |
放射線科受診
11:30 以前より1名多いDrの診察で、珍らしく
予約時間どうりに問診。
体調に問題ない旨を報告する。
・「完治宣言記念日ですね。痔の出血が心配だが」とのこと。術前からの持病なので、やむを得ない旨を告げる
次回検診は11年6月7日
以降、「年に1度の定期検診」となる。
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3回連続してPSA0.04。
統計的には90パーセントの確率で10年間以上、再発しないとのこと。Dr「完治宣言」を素直に喜ぼう。
今日の札幌は、5年前のあの時(退院時)のように降り注ぐ陽光が街全体に満ちていた。
道庁赤煉瓦庁舎の前庭で昼食。
池の畔に咲く色鮮やかなツツジに囲まれて、スズメとハトにおすそ分けしながらの中華弁当は格別。
但し、人目をはばかって持参した缶ビールが小さ過ぎたのがなんとも残念。
先日、私の所属するNPO法人シーズネットの会報で「会員同士、癌なんかに負けずに生きよう」と呼びかけた。
850名会員すべてが癌の発症最多年齢層である。
実際、癌治療中であったり、予後観察期間であったり、兄弟や家族に患者がいるなど、多くの会員が癌とかかわって生活している。
呼びかけに対して、期待以上の賛同があり、早速「みんなで癌を語る集い」を発足。会の目標を次の2点とした。
1.会員が癌に冒されないために「早期発見・早期治療」
の啓蒙普及
2.癌治療を行っている会員・家族が連携して癌に打ち克
つ仕組みづくり
そのための当面の活動を
1.会員が癌の不安や悩みを抱えないよう勉強できる揚(
機会)をつくる
2.闘病の辛苦やそれを乗り越えた喜び、病んで習得した
知恵などを聴くことができる場(機会)をつくる。
3.患者の会員・家族同士が分り合い・学び合い・元気
や悩みを分ち合う揚(機会)をつくる。
4.体験を語ることで『自身の人生を中間総括』して、前
向きに生きる契機となる場(機会)をつくる。
こととした。
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治療5年を経ての発議だが、果たして私自身が『人生を中間総括』することができるのだろうか。
この一月間に義母を葬送し、親友を小細胞肺癌で失い、身内から多発性骨髄腫を打ち明けられた重荷を負いながら・・・・。
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